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  • 飲食店を開業する前に知っておきたいお金と「⚪︎⚪︎」の話

    開業前にお金で失敗する人が多い理由

    飲食店を開業したいという夢を持つ人は多いです。私の周りでも「お惣菜屋をやりたい」「定食屋を始めたい」と話す人をよく見てきました。でも正直に言うと、そのほとんどが数年で閉めています。

    閉めていったお店のほとんどに共通していること、それは「作業」で仕事をしているなと思います。料理人の夫がよくスタッフに盛り付けにしてもお皿の扱い方にしても洗い物にしてもなんにしても言う言葉があります。「それは作業だよ。これが仕事だよ」と。

    わかりやすい例が寿司チェーン店です。一方はシャリロボから出てきたシャリにそのままネタをのせるだけ。もう一方はシャリとネタをきゅっと握って見た目を整える。どちらに魂が込められているか、どちらがより美味しく感じるか、おわかりいただけると思います。

    もちろんお客さんの多くはそこまで意識して食べていないかもしれません。でも「想い」は必ず伝わります。お店をしていて当たり前を大事にしている旦那を見ていてファンになった瞬間も今までたくさん見て肌で感じてきました。そこをそしてその「想い」があるかどうかが、続く店と続かない店の差だと私は思っています。

    夫の仕事を傍で見ていて、その「想い」があるからここまでやってこれたんだと感じる場面が何度もありました。

    だからこそ、開業を考えている人には伝えたいのです。技術やお金の準備も大切ですが、まず「届けたい想い」があるかどうかを自分に問いかけてほしいです。

    開業資金はいくら用意すればいい?

    開業資金は「思っていたより絶対にかかる」と思っておいてください。

    私たちの場合、見積もりの時点より最終的に50〜60万円ほど多くかかりました。長年飲食店経験のある夫でもそうでした。内装工事は始めてみると「ここも手を入れないといけない」「あそこも直す必要がある」という箇所が次々と出てきます。経験者でも読めないのが内装工事の怖いところです。

    また開業前には銀行とのやり取りも発生します。融資を受ける場合は事業計画書の作成が必要で、これが初めてだと何を書けばいいかさっぱりわかりません。私も初めて事業計画書を作ったときは、何度も書き直しました。

    開業資金は余裕を持って準備することが大前提です。見積もり金額にプラス20〜30%は上乗せして考えておくことをおすすめします。

    開業後にかかる固定費を把握しておく

    開業前にある程度の固定費は計算していました。でも「計算通りにいかない」のが現実です。

    光熱費はその典型で、真夏には15席ほどの小さな店でも5万円近くかかった月がありました。夫は「あたりまえだ、仕方ない」と言っていましたが、正直金額を見たときはゾッとしました。

    見えない見えてなかったお金というものが必ずあります。業者用のゴミ袋代、店内に飾るお花の代金、地域の祭りの協賛金などなど・・・

    細かいものが数千円単位で積み重なっていきます。ここは頭ではわかっていたししないといけない事と思っていても気持ち的に地味に負担が積み重なりましたね。(笑)

    食材のロスも想定通りにはいきません。ロスなく提供できれば原価率30%に収まるかもしれませんが、お客さんの流れは毎日同じではありません。それが事業の難しさです。

    ただ私たちが開業時に掲げた目標は「細く長く続けること」。

    だからこそ家賃はできる限り抑える物件を選んだこと、今振り返っても正解だったと思っています。

    今では地方にある本格的な和食屋として確立できています。

    確定申告は開業初年度から必要

    開業してから数ヶ月後に初めての確定申告がやってきました。何をどうまとめればいいか、何が必要かも全くわからず、最初は税理士さんに完全に丸投げしました。本当の意味での丸投げです。

    そのときに心の底から思いましたね。

    「簿記をやっておけばよかった・・・」と

    税理士さんへの報酬を支払うとき、了承していたにもかかわらず「正直きつい」と感じました。コロナ明けでお金の動きが読めない時期だったこともあり、余裕がなかったのです。

    当時は本当に泣きそうでしたね。何も出来ない出来ていない。私は今まで何をやって生きてきたんだろうってそんなことまで真剣に思い悩んでました。(その時の自分にアドバイスと抱き締めてあげたい。笑)

    もともと私は情報弱者でした。どこに相談すればいいかもわからない。税務署に聞けることすら知らなかった。

    でもそこから少しずつ自分で勉強しました。帳簿のつけ方を覚えて、会計ソフトを使いこなして、今では確定申告を自分でできるようになりました。今となっては帳簿をつけるなんて慣れたもんです。(笑)

    税理士さんにお願いすることを否定はしませんが、少し勉強すれば誰でも帳簿づけや確定申告出来ます。対策としては開業前に簿記を勉強することとお金の流れだけ口座とかクレジットカードとかまとめておくと私のようには躓かないかと思います。

    最初は誰でもわからないのが当たり前です。でも早めに自分で理解しようとすることが、長く続けるための一番の近道だと思っています。

    相談できる場所もちゃんとあります。

    まとめ:開業前にやっておくべきこと3つ

    ここまで読んでくださってありがとうございます。私自身が経験してきたことをもとに、これから開業を考えている方へ伝えたいことを3つにまとめます。

    1. 開業資金は見積もりより多めに準備する 内装工事や想定外の出費は必ず発生します。経験者でも読めないのが現実です。見積もり金額にプラス20〜30%は上乗せして考えておきましょう。

    2. 固定費は細かいものまで洗い出しておく 光熱費・家賃だけでなく、ゴミ袋・花代・地域の協賛金など見えない出費が必ずあります。固定費を抑えた物件選びが、長く続けるための土台になります。

    3. お金の流れだけは開業前に整えておく 簿記を勉強しておくこと、口座やクレジットカードをまとめておくこと、この2つだけで確定申告の苦労が全然違います。税務署や専門家に相談できる場所はちゃんとあります。一人で抱え込まないでください。

    最初は誰でもわかりません。私もそうでした。でも知ろうとすること、備えようとすることが、夢を長く続けるための一番の近道です。このブログがその道標になれたら嬉しいです。

  • 料理人旦那の2番手(妻)が、このブログを始めた理由

    夫婦で飲食店を経営していると、

    「経理・税務・雑務・手続き」など

    誰かがやらなければならない仕事が山のようにあります。

    それをやっているのが、私のような「2番手」です。

    私自身、もともと飲食業は一番向いていないと思って避けてきた仕事でした。

    コロナ禍に「最初だけ」のつもりで手伝い始めたら、

    気づけば今もずっとここにいます。(笑)

    開業当初、夫は現場一筋で雑務関係は一切ノータッチでした。

    当時はチャット型AIもなく、誰にも聞けない。

    お店をやったことのない私が、わからないことを

    一つひとつ調べて、税務署に何度も電話して、

    それでも手探りで進めてきました。

    おかげで今では税務署と仲良しと言えるくらい

    いろんなことを教えてもらいました。

    というか税務署って冷たそうなイメージを勝手に持ってましたが

    むしろ逆で凄く優しく丁寧に教えてくれるから今はホント大好きです(笑)

    同じように「気づいたら2番手になっていた」という方、

    夫婦で自営業をやっていて経理や雑務を一人で抱えている方、

    このブログはそんな人たちのために書いていきます。

    今から開業する2番手になりそうな人・・・

    できる限り備えてから進んでほしい。

    そしてすでに現場で奮闘している2番手たちに、

    少しでも役に立てる情報を届けたい。

    それがこのブログを始めた理由です。

    開業を考えている方も、

    すでに経営している方も、

    ぜひ気軽に読んでいってください。